保護者のみなさまへ
日頃より、学校教育に対しまして、深いご理解とご協力を賜り誠にありがとうございます。さて、今回は学校評価へ多くの高評価と励ましの言葉をいただきました。たいへんありがとうございました。
また貴重なご意見も多数いただきました。ご意見は真摯に受け止めながら、見直し、改善を図り、学校の活性化、職員の資質の向上をめざし、職員一同、今後、さらに研鑽に励みたいと思います。以下に頂いたご意見をお示しし、学校からの回答とさせていただき、来年度の学校経営に活かしていきたいと存じます。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
令和7年2月14日(金)
河口湖南中学校 校長 原田孝雄
令和6年度 学校評価アンケート結果と分析
- 実施時期
12 月(生徒 504 人・保護者 369 人・教職員 34 人) - 実施方法
アンケートフォーム - 集計方法
そう思う= 4 点
どちらかといえばそう思う= 3 点
どちらかといえばそう思わない=2 点
そう思わない= 1 点
とし、回答の平均値を算出 - 肯定的評価
「 そう思う 」・「 どちらかといえばそう思う 」 の割合(%)
【回答記号内容】
◇ そう思う
◇ どちらかといえばそう思う
◇ どちらかといえば そう思わない
◇ そう思わない
※ 自由記述
学校経営 設問1~3
平均値 | 肯定的 評価% | |||
---|---|---|---|---|
1 | 生徒 | あなたが、「明日も学校へ行きたい」と思える安心できる学校となっていますか? | 3.4 | 90 |
保護者 | 学校は、「明日も学校へ行かせたい」と思える安心できる学校となっていると思いますか。 | 3.5 | 95 | |
教職員 | あなた(学校)は、生徒が「学校に行きたい」と思える場所にするため、また、楽しい学校をめざした、学校・学級づくりに努めていますか。 | 3.7 | 100 | |
2 | 生徒 | 先生方は、わかる授業をめざし熱心に勉強を教えてくれていますか。 | 3.7 | 98 |
保護者 | 教職員は、わかる授業をめざし、謙虚・誠実・真摯に生徒と向き合い指導をしていると思いますか? | 3.2 | 87 | |
教職員 | あなた(学校)は、わかる授業をめざし、協働指導体制を行い、自ら資質・能力を高めていますか。(働き方改革も含める) | 3.4 | 94 | |
3 | 生徒 | あなたは、生活面や学習面で、先生方を信頼していますか。 | 3.5 | 94 |
保護者 | 学校は地域に開かれており(学校行事・HP・スクリレ配信)、信頼される教育活動を行っていると思いますか。 | 3.4 | 95 | |
教職員 | あなた(学校)は、学校が地域に開かれており(おたより、学校行事・HP・スクリレ配信)、信頼される教育活動を行い、学習指導や生活面で丁寧に支援・指導を行っていますか。 | 3.6 | 100 |
考察と改善策
学校経営について、児童・保護者・教職員の回答は全ての項目において85%を超える回答であった。1の項目について「学校に行かせたい・行きたい」については、90%を超える値であった。日々の授業や学級活動の中で一人一人の安心できる環境や楽しい学級づくりの様子がうかがえる。2の項目について保護者の評価が87%であるが、さらにわかる授業をめざすと共に謙虚・誠実・真摯に努めていく。3の項目について94%以上と高い評価になっているが、さらに一人一人にきめ細やかな支援・指導と情報発信を行い信頼に努めていく。
知(確かな学力の育成) 設問4~6
平均値 | 肯定的 評価% | |||
---|---|---|---|---|
4 | 生徒 | あなたは、授業中、思考力をはたらかせ、主体的に (自ら進んで) 自分の考えを発表したり、表現したりしていますか。 | 2.9 | 67 |
保護者 | 学校は、思考力をはたらかせ、主体的に(自ら進んで)学び、自分の考えを発表したり、表現したりする授業づくりに努めていると思いますか。 | 3.2 | 91 | |
教職員 | あなたは、校内研究会の主題趣旨を理解し、「全ての生徒が主体的に学べる授業づくり『個別最適な学び』・『合理的な配慮』を取り入れた授業づくり」に取り組んでいますか。 | 3.2 | 91 | |
5 | 生徒 | あなたは、デジタル機器(クロームブック)を日常的に使い、効果的に授業に活用していますか。 | 3.5 | 92 |
保護者 | 学校は、デジタル機器を活用して、わかりやすく、学習意欲が高まる授業づくりに努めていると思いますか。 | 3.2 | 89 | |
教職員 | あなた(学校)はICTを日常的・効果的に活用した授業実践を行い、効果的に活用していますか。 | 3.5 | 100 | |
5 | 生徒 | あなたは、自ら計画をして、予習・復習を家庭学習で取り組んでいますか。 | 2.8 | 67 |
保護者 | 生徒が自ら、予習・復習を家庭学習で行っていると思いますか。 | 2.6 | 54 | |
教職員 | あなた(学校)は、生徒が自ら家庭学習をするように指導していますか。 | 3.1 | 88 |
考察と改善策
確かな学力については、4の項目について生徒は67%と低い値となっている。教職員と保護者は91%の評価となり生徒と保護者・教職員に開きがある。生徒は自分の考えを発表したり、表現したりすることに苦手意識を感じていることが分かる。この状況を鑑み、教職員の個別最適な学習の取り組みと、考えて発表する場面を授業や学校生活の中で意図的に取り組んでいく。5の項目については生徒と教職員は高い評価となっていたが保護者は高い値であるがさらに取り組んでいく。引き続きデジタル機器を効果的に使い、子供を主体とした学習意欲を高める授業づくりに取り組んでいく。6の項目の評価は低い評価となっている。今後、家庭と連携し、家庭学習を進めていくことや生徒が自分で課題を見つけ、問題解決を図ることができるよう支援していく。
徳(豊かな心の育成) 設問7~9
平均値 | 肯定的 評価% | |||
---|---|---|---|---|
7 | 生徒 | あなたは、思いやりの心や命を大切にしていますか。 | 3.7 | 97 |
保護者 | 学校は、豊かな心の育成のために、思いやりの心や命の大切さを指導していると思いますか。 | 3.1 | 85 | |
教職員 | あなた(学校)は、豊かな心の育成のために思いやりや命の大切さを指導していますか? | 3.5 | 91 | |
8 | 生徒 | あなたは、修学旅行・宿泊学習・校外学習、学園祭、(部活動)等の特別活動に主体的に取り組みましたか。 | 3.7 | 95 |
保護者 | 学校は、修学旅行・宿泊学習・校外学習、学園祭、(部活動)等の特別活動に主体的に取り組み、人間性豊かな生徒の育成をするための指導をしていると思いますか。 | 3.3 | 93 | |
教職員 | あなたは修学旅行・宿泊学習・校外学習、学園祭、(部活動)等の特別活動に主体的に取り組み、人間性豊かな生徒の育成をするための指導をしていますか。 | 3.7 | 100 | |
9 | 生徒 | 先生は、自分の悩みや相談に親身になって対応してくれていますか。 | 3.5 | 93 |
保護者 | 学校は、生徒や保護者からの相談に丁寧に応じていると思いますか。 | 3.3 | 90 | |
教職員 | あなたは、いじめの未然防止、早期発見・早期対応に努めていますか。 | 3.6 | 100 |
考察と改善策
豊かな心の育成について、全体として概ね肯定的な評価であったが、保護者については、「思いやりや、命の大切さの指導」が85%の評価であった。道徳の授業や学校教育全体で系統的に思いやりや命の大切さを子供たちと共に考え、自分を大切にし他を思いやる心をさらに育成していく。8の項目について、肯定的な評価となっている。学校行事等、子供たちを主体とした取り組みの結果が伺える。9の項目について、いじめアンケート(月1回)や二者懇談を年3回以上実施し、子供たちに寄りそった指導の成果が伺える。これからも全職員で子供たちに寄り添い居心地のよい学校をめざし取り組んでいく。
体(健やかな体の育成)<安心安全> 設問10~11
平均値 | 肯定的 評価% | |||
---|---|---|---|---|
10 | 生徒 | あなたは、進んで運動していますか。(学園祭体育の部・体育・部活動等) | 3.4 | 84 |
保護者 | 学校は、体を動かすことを進んで取り組んでいると思いますか。(学園祭体育の部・体育・部活動等) | 3.2 | 89 | |
教職員 | あなた(学校)は、進んで運動をする意欲と態度を育てていますか。(学園祭体育の部・体育・部活動も含め) | 3.2 | 85 | |
11 | 生徒 | あなたは、健康や安全について危険を予測し、自ら回避するように行動できていますか。(避難訓練や登下校時など) | 3.5 | 94 |
保護者 | 学校は、健康や安全について危険を予測し、自ら回避するよう指導していると思いますか。(避難訓練・登下校時・あんしんメール「注意喚起」など) | 3.4 | 96 | |
教職員 | あなた(学校)は健康や安全について危険を予測し、自ら回避するよう指導していますか。(避難訓練・登下校時・あんしんメール「注意喚起」など) | 3.4 | 94 |
考察と改善策
健やかな体の育成について、10の項目では、80%を超えているが、<新体力テストの結果(持久力が課題)からも今後取り組みが必要である。>体育の授業や学校行事、部活動において、体力アップを行うと共に、運動が好きになり主体的に取り組む子供たちを育成していく。安心安全についての11の項目について、学級指導において避難行動を指導している事で「自ら回避する避難行動」が浸透してきている。また、不測の事態が生じた場合等、引き続き安心メールを活用し保護者へ迅速に連絡や注意喚起を行っていく。
特別支援教育の充実 設問12~13
平均値 | 肯定的 評価% | |||
---|---|---|---|---|
12 | 生徒 | 先生方は、困っている子に、丁寧に話したり対応をしたりしていますか。 | 3.6 | 95 |
保護者 | 学校は、生徒の困り感への理解を深め、個々のニーズに応じた支援・指導に努めていると思いますか。 | 3.1 | 83 | |
教職員 | あなた(学校)は、生徒の困り感への理解を深め、個々のニーズに応じた支援・指導を行っていますか。 | 3.3 | 94 | |
13 | 保護者 | 学校は、支援が必要な生徒について学校全体で配慮をした指導を行っていると思いますか。 | 3.2 | 86 |
教職員 | あなた(学校)は 、特別な支援が必要な生徒に対して、合理的配慮を行っていますか。 | 3.2 | 94 |
考察と改善策
12の項目について、「特別支援教育の標準装備」をめざし教職員が研修し、その視点で、個々の子供たちが困っている時に丁寧な支援が行える体制を全職員で取り組んだことが成果となったと思われる。一方で保護者の評価は83%であった。。今後学校で、個々のニーズに応じた支援指導に努める必要がある。また、13の項目については、教職員が合理的な配慮を100%になるよう取り組み、子供たちにより丁寧に指導していく必要がある。
地域や世界で活躍できる人材の育成(家庭や地域との連携) 設問14~16
平均値 | 肯定的 評価% | |||
---|---|---|---|---|
14 | 生徒 | あなたは、地域の学習を行っていますか。 | 3.0 | 71 |
保護者 | 学校は地域の特色を活かした学習(富士山学習・郷土学習・地域の方を招いての職業講話)を行っていると思いますか。 | 3.2 | 90 | |
教職員 | あなた(学校)は、地域の特色を活かした学習(富士山学習・郷土学習・職業講話等)を行っていますか。 | 3.2 | 84 | |
15 | 生徒 | あなたは、お便りを保護者の方に渡していますか。 | 3.3 | 84 |
保護者 | 保護者は、お便りや文章、HP、授業参観、学園祭、合唱祭を通じて、学校の様子や子どもたちの様子を知るように努めていますか。また、PTA活動など先生方と連携し子どもたちを支援・指導していますか。 | 3.3 | 93 | |
教職員 | あなた(学校)は、お便りや文章、HP、授業参観、学園祭、合唱祭を通じて、学校の様子や生徒の様子を伝えるように努めていますか。また、保護者と連携し、支援・指導していますか。 | 3.5 | 84 | |
16 | 生徒 | 学校は、進路を含めた、進路学習(キャリア教育・キャリアパスポート)を進めていると思いますか。 | 3.5 | 92 |
保護者 | 学校は、進路を含めた、進路学習(キャリア教育・キャリアパスポート)を進めていると思いますか。 | 3.1 | 82 | |
教職員 | あなた(学校)は、キャリアパスポート等を利用し生徒の成長につなげるため、キャリア教育(進路学習)を進めていますか。 | 3.3 | 88 |
考察と改善策
14の項目について、総合的な学習の時間において「富士山学習」やキャリア教育(進路学習全般)である職業講話等行っているが生徒の評価は71%と低い、今後、地域学習を計画的に行うと共に地域の人材をさらに活用しキャリア教育を行っていく。15の項目について、スクリレにより通知や通信等を配信することで、学校の様子が伝わっている評価となっている。今後も通信とお便りはスクリレ配信、緊急な連絡は安心メールを活用していく。16の項目について、保護者・教職員が80%台の評価であった。今後、小学校から高校までのキャリアパスポートの効果的な利用とキャリア教育を系統的に取り組んでいく。
学校経営の充実 設問17~18
平均値 | 肯定的 評価% | |||
---|---|---|---|---|
17 | 生徒 | 先生方は、生徒に寄り添って丁寧な支援・指導をしていますか。 | 3.6 | 96 |
保護者 | 先生方は、生徒に寄り添って丁寧な支援・指導をしていると思いますか。 | 3.2 | 84 | |
教職員 | あなた(学校)は、生徒に寄り添い、伴走者として丁寧な支援・指導をしていますか。 | 3.3 | 97 | |
18 | 生徒 | 先生方は、生徒に「ほめて、認めて、励ます」支援・指導をしていますか。 | 3.5 | 93 |
保護者 | 先生方は、生徒に「ほめて、認めて、励ます」支援・指導をしていると思いますか? | 3.1 | 81 | |
教職員 | あなた(学校)は、「ほめて、認めて、励ます」ことを行いながら、所属感、自己肯定感、自己有用感を高める支援・指導を行っていますか。 | 3.5 | 97 |
考察と改善策
学級経営の充実については、生徒・教職員は90%を超える回答になっているが、保護者は80%弱の回答となった。教職員は「ほめて・認めて・励ます」指導を教職員全体で進めると共に、QU標準化検査(学級生活の満足度や子供たちの心配事やいじめなど早期に発見できる検査)の利用や二者懇談を学期1回以上行い、悩み事の相談や自己肯定感を高める言葉かけ等行ってきている結果が反映されていると思われる。引き続き子供たちに寄り添った指導と学級活動の充実に努めると共に保護者と連携を密に図り、子供たちの自己肯定感・自己有用感をさらに高める取り組みを行う。
保護者 肯定的ご意見(抜粋・要約)
- いつもありがとうございます。(多数)
- 下校時に先生方が生徒たちに声をかけながら見送っているのを見てあたたかい気持ちになりました。いつもありがとうございます。アットホームデー、いい取り組みだなと思うのですが、15時前にグループでベルにいたり出歩いている生徒をよく見かけます。
- うちの子は担任の先生に恵まれたので良かったのですが、他のクラスの友達は担任の先生に相談しても蔑ろにされたと言っておりました。
- 支援の相談をしていましたが、とても真摯に対応していただいていると思っています。中々家庭でサポートしきれておらず先生方に頼りきりになってしまい申し訳なく思っていますが授業以外でもサポートいただいていて本当にありがたいです。
- 私たち保護者は、お便りやHPだけでなく、子どもたちを通して学校や学級の様子を見ています。子どもたちに真摯に向き合い、寄り添った指導をしていただければ、学校や先生方の想いはきっと保護者にも伝わると思うので、どうか(保護者なんか気にせず)、のびのびと楽しく指導していただきたいと思います。応援しています。
- いつもお世話になっております。子供達は先生方を心から信頼しておりますので、今後ともご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い致します。
- 学校楽しいようです。いつもありがとうございます。
- 先生方を始め、関わってくださっている全ての関係者の方々に、大変お世話になっております。子どもに温かく接していただけており、感謝申し上げます。
- 子供達のためにできる事は協力していきたいです。今後もよろしくお願い致します。
- 本当に申し訳ないのですが、キャリア教育、デジタル学習などの詳細な部分までは、把握できておりません。ただ、娘が、クラス、学園祭、部活などのことを楽しく話してくれる範囲で、とても素晴らしいことを学校からいただいていると理解しておりますし、感謝しております。
- 給食試食会はとても良かったです。継続していただきたいです。
- 校長先生はじめ先生方にはお忙しい中、日頃から子供のことでご尽力いただき、大変感謝しております。中2の娘も学校に行くのが楽しいと言っており、家でもその日の出来事を話してくれます。クラス、学年、学校全体の雰囲気がいいからこそ出てくる言葉だと思っております。保護者としても、学校開放日、学園祭、合唱祭で学校での様子が見られるのは大変嬉しく思いますので、これからも続けていっていただければ幸いです。
保護者より 改善、要望のご意見(抜粋・要約)と回答(A)
教育課程の計画に基づいて授業を進めていますが、進度が若干遅れている場合もあり、ご心配をおかけします。年度内には終わるように再計画してまいります。
課題は自ら書いて問題を解く必要があるとのご指摘です。タブレットを活用しての課題だけでなく、実際に手書きで課題を解くことの必要性もあります。手書きの良さ、ICT活用の良さを踏まえた上で、これからも併用した形で取り組みたいと思います。また、目的外使用が行われないよう、ご家庭とも連携して指導していきたいと思います。
ご指摘のように予定変更の連絡が多くあり、たいへんご迷惑をおかけしました。早めの月予定の連絡と変更がないように対応してまいります。極力改善してまいりますが、改めて急遽変更等があった場合は、迅速にご連絡するようにいたします。
避難訓練については、シェイクアウト訓練を2回実施しました。避難方法・避難経路については丁寧に指導をしていきたいと思います。来年度は、富士山警戒レベル3(震度5以上の地震)を想定し湖南中学校区内の小中合同引き渡し訓練を実施する予定です。引き続き、子どもたちの安心安全に努めていきたいと思います。
猛暑による熱中症、雷などの悪天時による活動の継続、中止に関わる基準についてのご指摘でした。熱中症予防対策として、環境省の暑さ指数に基づき、運動の注意喚起と中止を判断します。また雷については、雷鳴が聞こえた時点で一旦停止、雷鳴がなくなり20分経過するとともに、その後の天気予報の状況から総合的に判断し、決定していたいと思います。
学園祭の土日開催へのご要望と学園祭での展示等の内容の充実のご要望がありました。学園祭の日程は近隣小学校との行事の重複を避けること、猛暑への対策、部活動への取り組み、前後の他の学校行事とのバランスを考えているため、来年度も平日開催を予定しています。また展示等の内容の企画については、過去のように(保護者のみなさんが中学生だった頃)様々な内容を充実してほしいとのご意見もごもっともと思います。しかしながら、限られた時間の中での準備、企画等が現状では難しい状況です。現状の内容をより充実させる形で進めて参りたいと思いますので、ぜひご理解をいただきたいと思います。
学校行事は、生徒がたいへん楽しみにしている行事であり、また日常の学校生活とは違った中で、子どもたちの大きな成長の機会でもあります。ご指摘のように発達段階を踏まえ、見学場所、運営方法等も、生徒の実態を踏まえて適切に運営していきたいと思います。さらに宿泊的行事の内容に対して、明確な目的をもち行事の充実に努めたいと思います。
学びの主体者は、子どもたちである視点に立ち、子ども主体の学びが進められるように学校でも授業改善に取り組んでいます。その一環として、アットホームデイを有効活用し、余暇時間においても学びの主体者になることをねらっています。現状ではそのねらいに即した活動時間になっていないとのご指摘もあり、改善のご要望も多くみられます。現状では、再度、生徒ともねらいを共有し、ご家庭のご協力もいただく中で、主体的に学ぶ生徒の育成に寄与できる機会にしてまいりたいと考えています。
学習教材、取り組む内容、学習指導、また生徒に寄り添った進路指導等の学年ごとによっての違いへのご意見がありました。その学年ごと、生徒の実態等を踏まえて、活動内容、取り組み方を見極めながらも、どの学年も変わらず同様に進めてもらいたいというお声であると受け止めています。ごもっともと思います。校内での連携を密にしつつ、保護者の皆様には違和感を抱かせることのないように努めてまいりたいと思います。
義務教育を終え、その後の自らの将来に向けて夢と希望をもって羽ばたいていけるようにすることが大切と思います。そのため、中学校生活の中では、本人・保護者の皆様の希望を踏まえつつ、引き続き、個々に寄り添った進路指導を心がけて参ります。
豊かな心の育成をめざして、人権教育、道徳教育の推進、いじめ・不登校への対応は重点項目にし、取り組んできました。特にいじめアンケートを毎月1回、QU検査(学級生活の満足度検査)年2回、さらに定期的に生徒と担任が面談をし、生徒の心の変化を早期に発見できるようにしています。教育活動全体を通して道徳的実践力を身に付けていけるように引き続き取り組んでまいります。また学校の規則の必要性について、生徒ともに考え、集団が生活をするために一定のルールを遵守する力を身に付けさせていくとともに、個の尊重、公の社会で通用する人材を育成できるように進めてまいります。生徒への呼び捨てへのご指摘がありましたが、一人ひとりの生徒を大切にする観点からもご指摘のとおりと思います。十分に気をつけて参りたいと思います。
制服の着用、体操服の着用についての柔軟な対応を求めるお声が数件ありました。過度の寒さ、暑さの時期には、健康への被害も心配されるお声もありました。今年度も、夏の暑い時期のジャージ登校を可能にしてきました。これからも、TPOに合わせた服装をすることは必要なことと思いますが、天候、実情等も勘案して、検討の必要性がある場合については今後も柔軟に対応してまいりたいと思います。
体調不良等で欠席時の学習保障をするために、個々の状況に応じた対応を行っていくことはご指摘のとおりと存じます。可能なことはできる限り行っていけるように心がけて参ります。
給食の食材、健康に配慮したバランスの良いメニューへの配慮についてのお声をいただきました。これまでも十分に健康に配慮したメニューの提供を心がけて参りましたが、引き続き、学校給食摂取基準に基づき、栄養バランスの取れたより質の高い給食を提供していけるようにしてまいります。
令和8年度までには1部活以上が地域移行へと行われることとしていますが、現状、部活動の地域移行はなかなか進んでいません。また部活動への取組についても、教員数、補助員の増員をして、真摯に関わってほしいとのご指摘がありました。働き方改革も含め、部活動の地域移行、部活動のあり方等については、学校現場での自助努力できるところと外部との連携、協力も仰がなければ進められないところです。ご意見は、真摯に受け止めながら、来年度の活動に活かしていきたいと思います。
ホームページの充実へのご意見、コロナ禍の前後で家庭と学校と地域との連携が弱くなったとのご意見をいただきました。確かにコロナ禍の前後で新しい生活様式が進み、身の回りの様式がシンプルに変わったこともありますし、以前のように戻されたこともあります。学校教育において、連携は不可欠なことです。いただいたご意見のように必要な連携を大切にしつつ、今後に活かしたいと思います。
山梨県の中学校では、35人以下で学級編制を行うこととなっています。生徒が、71人以上で3クラス、106人以上で4クラス、141人以上で5クラス、176人以上で6クラスになります。現2年生は174人のため、5クラスとなっていることをご理解ください。(国基準では40人以下で学級編制)
保護者の皆様も職場等でフードドライブ等の支援活動を行っていることと思いますが、湖南中でも職員のなかでは、必要に応じて、取り組んでいます。社会的にも問題になっているヤングケアラー等への取組についても今後依頼等があった場合は、検討して参りたいと思います。
設問について、「わからない」を選択肢にいれてほしいとのご意見がありました。来年度に活かしたいと思います。
その他、個別事案に関するご意見をいただきました。個別事案につきましては、適切に対応してまいりたいと思います。ご意見をありがとうございました。